障がいを「マイルド」にしていくために
SST(ソーシャルスキル・トレーニング)とは?
日本語に直すと「社会的技術の訓練」です、放課後等デイサイービスや児童発達支援などの療育施設などで広く使われている言葉です。
通常、子供は周りの友達や大人がとっている行動を観察することで「どんな時にどんな行動をとれば良いのか」(また、いけないのか)を学びます。
例えば花壇の花をとってしまった友達が先生に叱られている姿を見ることで、「そうか…花壇の花はとってはいけないんだな…」と無意識のうちに学ぶことができます。
しかしこれが苦手な子の場合は、周りの大人が教えて訓練をしてあげる必要があります。
まずは「勝手に人の家にあがってはいけないよ。どろぼうと間違えられちゃうからね」ということを教え、そして実際の場面を想定し、配役を決め、シナリオを作り、ロールプレイング(実演)形式で訓練をしてあげることです。この一連の流れが「SST」です。
SSTはまさに、トラブルにならない社会生活を送るための訓練であり、子どもたちの発達をサポートする補助輪の役割を果たしているのです。
あすぽーと独自の療育プログラム・SST
あすぽーとで行っているSSTは大きく分けて2種類に分けることができます。
1つは「生活支援のSST」、もう1つは「学習支援のSST」です。
これらは全て先述の「4つのアプローチ」を基にして実践されていきます。
それでは、あすぽーと独自のSSTについて詳しく見ていきましょう。
生活支援のSST
あすぽーとのSSTはただ楽しいだけでなく、発達の理論に基づいて構築されています。 ここでは「生活支援」のSSTの一部をご紹介します。よく聞くカルタルール① 指導員が読み札として、3...
続きを読む学習支援のSST
学習も大事なソーシャルスキル・トレーニングです。SSTとはスムーズな社会生活を送り、発達を促すことを目的としています。 では果たして「学習」することで本当にその目的は果たされるので...
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