あすぽーとのSSTはただ楽しいだけでなく、発達の理論に基づいて構築されています。
ここでは「生活支援」のSSTの一部をご紹介します。
よく聞くカルタ
ルール
① 指導員が読み札として、3つのヒントを言います(例えば「小さな/赤い/丸」)
② 生徒はそのヒントをもとに正しい絵札を取りに行きます
③ 子どもが取ってきた絵札と読み札が正しいかどうかを確認します
④ ①~③を、1人ずつ順番に行っていきます。
このような子に適しています
- 人の話を聞くのが苦手
- 朝礼や集会の時にもおしゃべりを続けてしまう
- さっき言われた事をすぐ忘れてしまう
こんなスキルが身につきます
- 3つのヒントを最後まで聞かないと選べない→「聞く力」が育ちます。
- 3つのヒントを最後まで聞かないと選べない→「衝動性」が育ちます。
- 3つのヒントの情報を全て覚えないと選べない→「記憶力」が育ちます。
- 周りがうるさくしていたらヒントが聞き取れない→「雰囲気を読み取る力」が育ちます。
インタビューゲーム
ルール
① インタビューの質問内容を、予め指導員が用意した質問リストの中から5つ選びます
(例:おすすめのテレビ番組は? 将来どんな人になりたい?
② 選んだ5つの質問をインタビューシートの「質問」の欄に、質問したい順に書き写します
③ 2人1組のペアを作り、質問する側と答える側を決めます
④ 1人5分間、相手にインタビューをし、その回答をインタビューシートの「回答」の欄にメモします
⑤ 5分たったら交代します。5つ全部の質問まで終わらなくてもOKです
このような子に適しています
- コミュニケーションをとるのが苦手
- 自己主張をするのが苦手
- 文字の聞き取り、書き取りが苦手
こんなスキルが身につきます
- 質問する側は、質問をする事で相手の知らなかった一面を知る事ができる→「他者への興味」が育ちます。
- 答える側は、相手からの質問に答えるためにじっくり聞かないといけない→「衝動性」が改善されます。
- 質問する側は、帰ってきた答えをメモしなければいけない→「言語表現力」が育ちます。
- インタビューシートは回収し、子供たちの回答を集計し、「◯人に聞きましたクイズ」へと発展させていきます。
- 慣れてきたら5つの質問も生徒たち自身で考えます。
他にも様々なSSTを行っています。
このページで挙げたSSTは一例ですが、あすぽーとでは生徒の個別療育プログラムや発達段階に応じて様々なSSTを取り入れています。
随時SSTの紹介をあすぽーとブログで行っていきますので、どうぞご覧になってください。